損害賠償請求事件

事件の基本情報

裁判所名古屋地方裁判所
事件番号平成21(ワ)4773
判決日2011-05-20
分類民事
判決種別判決

この事件の代理人

判決文から代理人弁護士を特定できていません。判決文に代理人名が記載されない事件も多くあります。

争点(判決文より)

争点及びこれに関する当事者の主張
(1) 本件生徒らがAに対して行った行為
(原告)
本件生徒らは,Aに対し,以下の各行為を行った(時期を記載し
ていないものは,平成14年9月ころから平成15年3月までの
間に行われたものである。)。
ア Aに対してシカト(無視)を続けた。
イ 毎日のように,Aに,「ウザイ」,「キモイ」,「死ね。」,
「反吐が出る。」,「鼻の脂」,「脂ういとるけど。」,「にき
び」,「眉毛が太すぎなんだけど。」,「毛が濃い。」,「毛が
濃いのに出さんといて。」,「天パー」,「デブ」,「ブス」,
「へんな顔で学校に来るな。」,「汗臭い。」,「もう学校に来
んで欲しい。」などの言葉を浴びせ続けた。
これらの言葉は,Aに向かって言うよりも,複数名で寄り集ま
って,Aの横に行くなどし,Aをシカト(無視)しつつ,Aにわ
ざと聞こえるように大声で発言されることが多く,教室の後ろの
ロッカーの近くで集まって,Aを取り囲むようにして口々に述べ
ることもあった。また,このような言葉による中傷は,登下校時
や休憩時間だけではなく,授業中にも行われ,「今日もうざいん
だけど。」などと席の離れた者同士でわざとAに聞こえるように
会話することもあった。
ウ 1学期ころ,Aの制服のスカートを切った。
エ Aの机の横に掛けてある鞄を蹴るなどして,スリッパの跡を
つけた。
オ 何回も,机の上に置いてあるAの教科書やノートに,「ウザ
イ」,「キモイ」,「死ね」などと書き込んだ。
カ 複数回にわたって,Aの机等にチョークで「死ね」などと書
き,Aの机の中にチョークの粉を入れ,本件クラスの黒板の週番
のAの名前の下に「死ね」と書くなどした。
キ Aの机の下にゴミを集めてAの机の周辺だけ汚くした。
ク Aがロッカーに入れていたアイドルグループ「K」の「L」
のポスター(以下「Lポスター」という。)及び「M」のポスタ
ーを破ったり,くしゃくしゃにしたりした。
ケ Aの教科書,文房具等を隠したり,Aの机をわざと教室の外
に出したりした。
コ トイレの個室に入っているAに上から水を浴びせたり,黒板
に汚い顔を描き,Aに見立ててトイレのスリッパを投げつけたり
した。

主文(判決文より)

1 被告らは,原告に対し,連帯して1491万4783円及びこれ
に対する平成18年8月18日から支払済みまで年5分の割合によ
る金員を支払え。
2 原告のその余の請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は,原告に生じた費用の3分の1を被告らの負担とし,
被告らに生じた費用の各3分の2を原告の負担とし,その余を各自
の負担とする。
4 この判決は,第1項に限り仮に執行することができる。

出典

本ページは裁判所が公開する判例データに基づいています。