審決取消請求事件

事件の基本情報

裁判所知的財産高等裁判所
事件番号平成22(行ケ)10350
判決日2011-10-04
分類知的財産 / 特許
判決種別判決
判決文が挙げた条文特許法29条1項1号、特許法29条2項、特許法36条4項1号、特許法36条6項2号
当事者原告 サッポロビール株式会社/被告 サントリーホールディングス株式会社

この事件の代理人

争点(判決文より)

争点は,明確性要件違反,実施可能要件違反,新
規性及び進歩性の有無,審決の判断遺脱の有無である。
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1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成22年3月11日,被告が特許権者であり,発明の名称を「麦芽発
酵飲料」とする本件特許第4367790号(平成20年6月11日出願,平成1
6年12月10日(優先権主張 平成15年12月11日,平成16年10月27
日,日本国)を国際出願日とする特願2005-516184号の分割出願,平成
21年9月4日設定登録)の請求項1~9について,無効審判の請求をした(無効
2010-800042号)。
特許庁は,平成22年10月6日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との
審決をし,その謄本は,同年10月15日,原告に送達された。
2 本件発明の要旨
本件特許の請求項1~9に係る発明は,以下のとおりである(以下,各発明を「本
件発明1」,「本件発明2」等といい,これらを総称して「本件発明」という。)。
【請求項1】
「A成分として,麦を原料の一部に使用して発酵させて得た麦芽比率が20%以上
でありアルコール分が0.5~7%であるアルコール含有物;および,
B成分として,少なくとも麦を原料の一部としたアルコール含有物を蒸留して得
たアルコール分が10~90%であるアルコール含有の蒸留液;
からなり,A成分とB成分とを混合してなるアルコール分が3~8%である麦芽発
酵飲料であって,A成分のアルコール含有物由来のアルコール分:B成分のアルコ
ール含有の蒸留液由来のアルコール分の率が,97.5:2.5~90:10であ
ることを特徴とする麦芽発酵飲料。」
【請求項2】
「A成分のアルコール含有物の原料として,少なくとも,麦芽,ホップ,水を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項3】
「A成分のアルコール含有物の原料として,更に米,トウモロコシ,コウリャン,
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バレイショ,デンプン,糖類,麦芽以外の麦,苦味料,または着色料からなるもの
を用いることを特徴とする請求項2に記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項4】
「A成分のアルコール含有物が,ビールまたは発泡酒であることを特徴とする請求
項1~3のいずれかに記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項5】
「B成分のアルコール含有の蒸留液が,焼酎,ウイスキー,ウオッカ,スピリッツ
または原料用アルコールであることを特徴とする請求項1に記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項6】
「B成分のアルコール含有の蒸留液における原料としての麦が,大麦または小麦で
ある請求項1に記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項7】
「B成分のアルコール含有の蒸留液が,麦焼酎であることを特徴とする請求項1に
記載の麦芽発酵飲料。」
【請求項8】
「B成分のアルコール含有の蒸留液におけるアルコール分が,

主文(判決文より)

特許庁が無効2010-800042号事件について平成22年10月
6日にした審決を取り消す。
訴訟費用は被告の負担とする。

出典

本ページは裁判所が公開する判例データに基づいています。