審決取消請求事件

事件の基本情報

裁判所知的財産高等裁判所
事件番号平成27(行ケ)10212
判決日2016-10-12
分類知的財産 / 特許
判決種別判決
当事者被告 旭有機材株式会社

この事件の代理人

争点(判決文より)

本件の争点に関連する部分について摘示する。
(1) 証拠方法及び無効理由
【証拠方法】
甲1:特開2000-61583号公報
甲2:特開平8-164439号公報
甲3:「第4版 鋳型造型法」,社団法人日本鋳造技術協会,平成8年11月18日,
189~193頁,217~225頁
甲5:特開2004-249339号公報
以下,上記各甲号証に記載の発明を,証拠番号に従い,それぞれ,「甲1発明」の
ようにいう。
【無効理由】
① 本件訂正発明1~本件訂正発明6は,甲1発明と甲2発明に基づいて,当業
者が容易に発明をすることができた。
② 本件訂正発明7,本件訂正発明8及び本件訂正発明10は,[1]甲1発明と甲
2発明に基いて,又は,[2]甲1発明と甲2発明及び甲3発明に基づいて,当業者が
容易に発明をすることができた。
(2) 本件訂正発明1について
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ア 引用発明の認定
(ア) 甲1発明
甲1には,次の甲1発明が記載されている。
「 フラッタリーけい砂に,50トールの減圧下で70℃まで脱液を行った25℃
における粘度が30ポアズであるレゾール型フェノール樹脂粘結剤を混練して,
樹脂量が重量比で2%の湿状態のレジンコーテッドサンドを製造し,次いでレジ
ンコーテッドサンドを,加熱された,目的とする鋳型を与える成形型内に充填し
た後,水蒸気を通気させて,かかる成形型内でレジンコーテッドサンドを硬化せ
しめ,更に鋳型を乾燥機に入れて乾燥せしめることにより,目的とする鋳型を得
る,鋳型の製造方法。」
(イ) 甲2発明
甲2には,次の甲2発明が記載されている。
「 予め加熱された珪砂(耐火骨剤)に水溶性有機粘結剤(アルカリレゾール樹脂)
水溶液を混合して,珪砂の表面を水溶性有機粘結剤にて被覆すると共に,かかる
水溶性有機粘結剤水溶液の水分を珪砂の熱と送風にて蒸散せしめることにより,
水分率が0.5%以下の,常温において乾体自由流動性を保持する有機粘結剤被
覆砂を製造し,次いで有機粘結剤被覆砂を,加熱された,目的とする鋳型を与え
る金型内に充填した後,高い温度によって水蒸気や硬化剤となる分解ガスを発生
させて,かかる金型内で有機粘結剤被覆砂を硬化せしめることにより,目的とす
る鋳型を得る,鋳型の製造方法。」
イ 一致点の認定
本件訂正発明1と甲1発明とを対比すると,両者は,次の点で一致する。
「 鋳物砂にレゾール樹脂を混練乃至は混合して,該鋳物砂の表面を該レゾール樹
脂にて被覆した粉末状樹脂被覆砂を製造し,次いで該粉末状樹脂被覆砂を,加熱
された,目的とする鋳型を与える成形型内に充填した後,水蒸気を通気させて,
かかる成形型内で該粉末状樹脂被覆砂を硬化せしめ,更に鋳型を乾燥せしめるこ
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主文(判決文より)

1 原告の請求を棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。

出典

本ページは裁判所が公開する判例データに基づいています。