はじめに
「労働基準監督署(労基署)から調査の連絡が来た」。初めて調査を受ける企業にとっては、不安が大きいものです。本記事では、労基署の調査の種類と一般的な流れについて解説します。
労基署の調査(臨検監督)の種類
調査の一般的な流れ
1. 調査の予告
多くの場合、事前に書面または電話で調査日時が通知されます。ただし、予告なしの抜き打ち調査も法律上認められています。
2. 調査当日
労働基準監督官が事業場を訪問し、以下のような確認を行います。
3. 調査結果
よく指摘される事項
厚生労働省の発表する「監督指導結果」によると、以下の事項が多く指摘されています。
是正勧告を受けた場合
是正勧告書に記載された期限までに、違反事項を改善し、「是正報告書」を労基署に提出する必要があります。
- 是正勧告自体に法的な強制力はありませんが、従わない場合は送検(刑事手続き)に進む可能性があります
- 誠実な対応が重要とされています
調査に備えて日頃から整備すべきもの
- 労働者名簿(従業員全員分)
- 賃金台帳(過去3年分の保存義務)
- 出勤簿・タイムカード(過去5年分の保存義務 ※経過措置で当面3年)
- 就業規則(従業員10人以上の場合は作成・届出義務)
- 36協定届(時間外・休日労働がある場合)
- 健康診断の記録
関連する弁護士を探す
労基署の調査対応に不安がある場合は、専門家への相談が有効です。労働分野の訴訟実績がある弁護士をLegalTrackで検索できます。
---
ご注意(免責事項)
本記事は、法令や公的機関の公開情報に基づく一般的な制度解説です。個別の事案に対する法的アドバイスではありません。 具体的な対応については、必ず弁護士にご相談ください。
LegalTrackでは、裁判所公開の判例データに基づく弁護士の訴訟実績を確認できます。お悩みの分野に実績のある弁護士を弁護士検索からお探しください。