取引先が代金を払ってくれない — 売掛金回収の法的手段の概要

はじめに

取引先からの売掛金が回収できない問題は、中小企業にとって資金繰りに直結する深刻な経営課題です。本記事では、売掛金回収のために利用可能な法的手段の概要を解説します。

売掛金の消滅時効

2020年4月の民法改正により、売掛金(債権)の消滅時効は以下のように統一されました。

のいずれか早い方で時効消滅します。時効が近い場合は、早急に対応する必要があります。

法的手段の概要

1. 内容証明郵便による催告

法的手続きの前段階として、内容証明郵便で支払いを催告する方法があります。

2. 支払督促

裁判所の書記官に申し立てる、簡易な手続きです。

※ 相手方が異議を申し立てた場合は、通常の訴訟に移行します。

3. 少額訴訟

60万円以下の金銭請求に利用できる、簡易な裁判手続きです。

4. 通常訴訟

上記の手続きで解決しない場合や、請求額が大きい場合は通常の訴訟となります。

5. 強制執行

勝訴判決や支払督促の確定後も支払いがない場合は、強制執行を申し立てることができます。

回収を困難にする要因

関連する弁護士を探す

売掛金の回収は、金額や相手方の状況によって適切な手段が異なります。民事分野の訴訟実績がある弁護士をLegalTrackで検索できます。

---

ご注意(免責事項)

本記事は、法令や公的機関の公開情報に基づく一般的な制度解説です。個別の事案に対する法的アドバイスではありません。 具体的な対応については、必ず弁護士にご相談ください。

LegalTrackでは、裁判所公開の判例データに基づく弁護士の訴訟実績を確認できます。お悩みの分野に実績のある弁護士を弁護士検索からお探しください。